ミニマリストのシンです。
近年、資産運用のなかでも、コストを抑えて運用できるETFが注目を浴びています。
本記事では、「名前は聞いたことあるけど、実際に運用したことがない。」という方向けに投資信託とETFの違いについて紹介していきます。
本記事はこんな方におすすめ
- 投資に少し慣れてきた方
- 投資信託とETFの違いについて調べている方
- 資産運用の幅を広げたい方
結論から言うと、ETFは投資信託の一種で、より低コストで運用できる金融商品です。
投資信託と同様に元本の保証がないことには変わりありません。
「なぜETFが脚光を浴びているのか。」
「通常の投資信託と何が違うのか。」
この点を踏まえながら違いについて分かりやすく解説していきます。
目次
【徹底解説】ETFと投資信託の違いについて語る
投資信託とは
投資信託とは
投資信託は、「投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債権などに投資・運用する商品で、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みの金融商品」です。
「集めた資金をどのような対象に投資するか」は、投資信託ごとの運用方針に基づき専門家が行います。
また、投資信託は「インデックスファンド」と「アクティブファンド」の大きく二つに分けられます。
インデックスファンド
市場平均並みの投資収益を目標とする。
アクティブファンド
市場平均以上の投資収益を目標として、銘柄を選別して投資する。
ETFとは
ETFとは
ETFはExchange Traded Fund の略です。日本語では、「上場投資信託」という意味になります。
ETFは投資信託の一種ですが、証券会社に口座を開けば、株式同様手軽に売買できる、株式と投資信託の特徴を併せ持った金融商品です。
投資信託の種類の一つが「ETF」です。
筆者が、ETFを勉強するのにおすすめしたいのは、朝倉智也さん著書の「ETFはこの7本を買いなさい」です。
ETFが注目されている時代背景についても、分かりやすく解説してくれています。
実際に運用すべき商品も提示してくれており、説得力の高い一冊です。
ETFと投資信託の違いについて
それでは、ETFと投資信託の違いについて解説します。
違いをまとめると下記のとおりです。
ETFと投資信託の違い
▶︎上場しているか、上場していないか
▶︎商品の種類
▶︎手数料
上場しているか、上場していないか
ETFも投資信託の大きな違いは、「上場しているか上場していないか(証券取引所を通じて取引するのかしないのか)」です。
ETFは「上場投資信託」のため、株式と同様に証券会社を通して証券取引所に買付や売却の注文を出します。
したがって、売買単位が決まっており、売買単位ごとで注文します。
また、価格は株式同様に市場にてリアルタイムで値動きしており、注文方法は、指値注文と成行注文のどちらでも出すことができます。
投資信託は上場していないため、証券会社や銀行などの金融機関の窓口で購入します。
投資信託は通常、注文を出した当日は売買金額(基準価額という)が公表されず、注文した翌営業日に公表されます。
商品の種類
ETFよりも投資信託の方が圧倒的に商品数も種類も多いことが特徴です。
ETFは証券会社でのみ取り扱われますが、投資信託は証券会社や銀行・郵便局などでも取扱っています。
手数料
ETFは、投資信託と比較して、運用手数料が低い商品が多いです。
理由としては、投資信託とETFでは、できることや使い方が異なるからです。
例えば、海外ETFを購入するためには、通貨を日本円から一度両替する必要がありますが、投資信託は一般的に日本円で購入できるため、円をドルに両替するといった手間が必要ありません。
【まとめ】投資信託とETFの違いについて語る
いかがでしたでしょうか。
本記事では、「名前は聞いたことあるけど、実際に運用したことがない。」という方向けに投資信託とETFの違いについて紹介してしました。
現在、日本でも多くの投資家がETFを活用していますが、その中でも最近海外のETFが話題になっています。
海外ETFは種類も豊富で、世界的に有名な運用会社が運用する商品が購入できるからです。
わずかな運用手数料の差が長期投資においては、大きな違いになってくるので、ETFは今後も注目が高まっていく金融商品です。
なお、筆者は楽天証券でETFの運用を行なっています。
本記事が参考になれば幸いです。
それでは。